小学生がパン屋の広報をする神という存在について

2022年09月04日

メモ『「利他」とは何か』

rita


「利他」という言葉が気になったので読書。
仏教用語だが、私的には(クリスチャン)キリスト教的アプローチの方がなじみ深い。
印象に残った(分かりやすかった)、伊藤亜紗氏の章のみをメモに。
『「利他」とは何か』 (集英社新書) 

第1章「うつわ」的利他-ケアの現場より(伊藤亜紗)より


●合理的利他主義
利他が自分のためになる。
他者に利することが、結果として自分に利することになる。
情けは人のためならず。

ジャック・アタリの「利他主義」
パンデミックを乗り越えるためのキーワード
みずからが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要がある

●効果的利他主義
合理的利他主義をさらに推し進めた主義。

ピーター・シンガーの考え。

幸福を徹底的に数値化。
得られる善を事前に評価し、最大になるところに寄付の対象を定める
(同じ寄付をするならどこに寄付するのが効率的か)

●利他とは「うつわ」のようなもの。
相手のために何かをしようとしているときであっても、
自分で立てた計画に固執せず、常に相手が入り込めるような余白を持っていること。


cf. 鷲田清一
ケアというのは、「なんのために?」という問いが失効するところでなされるもの。
(条件なしに、ただ受け入れること。)


●利他の他は人間だけに限らない(自然とか)




neco5959 at 19:56│Comments(0)本の紹介 

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