本の紹介

2018年05月13日

しあわせであることの条件

実は、ブログ歴は、比較的古くて、2004年2月から始めたのだった。
ねこブログ

で、その頃「スロー・ライフ」「スロー・フード」の考え方に大変共感していて、
(というか、憧れていて)そういう記事や本を読んでいた。

で、昨年、神奈川県央に引っ越し、起業したので、
前の仕事よりは「スロー・ライフ」を目指せないこともないな、と思う。
でも、起業したからには、まずは損益のバランスは取ることは目指したい。

だが、下記のサイトに出会ってしまったので、一応メモ。

お金を稼ぐために働かない勇気を持て!
サティシュ・クマールが考える、ローカル経済を実現するために必要なこと


サティシュ・クマールさんは、
スモール・イズ・ビューティフル』の著者として知られる
経済学者E・F・シューマッハー、とガンディー、タゴールらの思想を
引き継ぐ大学院大学「シューマッハー・カレッジ」を創設した方。


「しあわせ」であるためには3つの条件があります。

一つ目、“過去“のことを、くよくよしないこと。
二つ目、“未来“を信頼すること。
三つ目、“現在”をお祝いすること。

そして、「2本の手」があることをお祝いしましょう。

「2本の手」を、スマートフォンだけに使うな、と言っている。

これは、インドの人の言葉だけれど、
スマートフォンの利用頻度はさておき、
いまの平成の若者の方が、スローライフ志向のような気がします。

平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査
ソニー生命調べ/平成生まれの男女500名と昭和生まれの男女500名にアンケート

(PRTIMES配信 ソニー生命保険会社 プレスリリース)

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(相鉄線・かしわ台駅近く)






neco5959 at 23:36|PermalinkComments(0)

2018年05月10日

絵本のような『世界を変えた50人の女性科学者たち』

「こんな本知ってる?」
統計学の先生、M先生から紹介された本。
『世界を変えた50人の女性科学者たち』。
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黒が背景なのだが、きれいな本、というのが第一印象。
ニューヨークタイムズでベストセラーになった本の日本版である。
知っている女性科学者がいるかしら?と思ったが、
残念ながら数人しか知らなかった。


STEM(科学、技術、工学、数学分野)の最近の女性科学者の紹介を
見開き2ページで、紹介していく本。
文章も800字程度でコンパクトにまとまっている。
海外であっても、科学の分野であっても、男性に比べれば、女性の活躍はまだまだ。
差別などの厳しい環境の中でも、研究を続けてきた女性たち。

簡単な記事で、「小学生でも読める」ことは読めるのだが、
中高生でも、大人女子でも、美しい装丁につられて、読んでしまうだろう。
中高生以下であれば、夢物語でなく、現実にしたいと実行するかもしれない。
一つひとつハガキにでもしたいくらいのデザイン。
原画展とかもいいな。

科学分野の本で、デザインやアートに凝るというのがいい。
アートと科学は近い分野なんだと、本当に思う。

創元社の特設サイトが非常によくできている。
128pと厚いのに、1800円でリーズナブル。
誕生日プレゼントにもいい。

休みの日に、じっくりゆっくり本文を読んでみようと思う。


neco5959 at 00:24|PermalinkComments(0)

2018年05月08日

「自分にタイトルをつけるだけでステージがあがる」感想

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共同経営者から紹介された方の本。
シンボルコンサルタント、小出直子さんの新著
自分にタイトルをつけるだけでステージがあがる』。

パッと見て、何かウキウキワクワクするようなタイトル。
これまでの人生でも、
組織のなかで、仕事として、または個人で、
目標や予定を立てたり、キャッチコピーを考えたりする行為をしてきたのに、
自分自身に「タイトル」ということは意外にやってこなかったことだなぁと、新鮮でした。




私自身、昨年起業したばかりで、
毎日ほぼ休みなしで、せっせと働き続けている。
なんとか、仕事を軌道に乗せたいという思いで、
モクモクとやってしまい、
「それも起業したてだから、当然だよな」とか思ってしまいがち。
気がついたら、「怖い顔」になっているんじゃないかと恐れたりするこの頃。


本の中にもありますが、
「タイトル」をつけるというのは、

・自分に起きていることを「客観視」する
・自分に関連することを「対象化」する

という行為なんですね。

冷静に自分をみつめ、しかも「ワクワク」を取り戻す。
ステージアップのためにも、今の私に必要なことかもしれない。
さらっと読めて、「頑張ろうかな」と思わせてくれるような
春の風のような本でした。

何かチャレンジしたい、
変わりたいなぁという人にオススメの一冊。



neco5959 at 01:18|PermalinkComments(0)

2018年03月05日

落合陽一『日本再興戦略』を読む

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落合陽一『日本再興戦略』(幻冬舎)を読む。
さらっと、数時間で読める本。
落合陽一は、とてつもない、若い天才という認識なので、
話についていけないのではないかと思ったが
ベストセラーだけあり、納得できるところや、刺激を受けることも沢山あった。

自分自身が、教育業界に長くたずさわっていたので、特に教育のところに関心を持った。

幼稚園で、すべきことは、五感をフルに働かせること。(P208)

落合さんは、集団教育ではなく、家庭教師を雇い、個別の才能を磨くことを推奨。
大学院生が、1日1万円で3人の子どもを見るのであれば、一人当たり3000円で
コスト的に、見合うのではないか、
幼稚園に行く必要はない。
というのは、腑に落ちる。

悪いが、若い幼稚園の先生の技量は、ある分野に長けているわけではない。
元気かもしれない、それなりに保育の知識はあるかもしれないが。
担任の先生との相性も、多分にあるし。


小学校で大切なのは、好きなことやアクティビティを見つけること。
(p210)

私が救われたのは4年生のとき。
担任の先生が、NHKのみんなの歌の詩を作った(どういう経緯かわからないが)
というだけあって、詩や童話の創作には意欲的だった。
劇も原作のストーリーをパロディに仕立てて、子どもたちに演じさせる。
今、考えれば、私が、大学で「国文学」を専攻したり
国語の先生を当初目指していたのは、ここらへんが原点なんだと思う。

センター試験をやめること
センター試験があることによって高校の教育スタイルが規定化されてしまう
(P213)

私の時代は、共通一次試験だった。
よく考えられたバランスのよい試験だと思ったけれど、
意外に難易度が高い=つまりそれなりに対策をしないと、切り抜けられない。

得意分野に特化して勉強し、合格するのは、
国公立では、AOでないと難しいかもしれない。
個人的には、数学も世界史も生物も、
”それなり”に勉強することができたところはよかったけれど。

でも、受験勉強は本当に窮屈だった。
暗記科目は、結構忘れてしまった。
受験に役立たないから、という理由で、切り捨てたものが沢山あった。
あんな勉強の仕方はもう二度としたくない。

もう、鼻から、バランスよく全科目を勉強させることは、あきらめた方がよい。
極端な話、教師は、学ぶ楽しみを教えることに注力すればよいのではないかと思う。

そういう考え方をすれば、ゼネラルなリーダーはいらないし、
チームで、新しいプロジェクトをどんどん進めればいい。
勉強したくなったらできる世の中。そのゆとり。

働き方改革は、生産性を上げることに力点があるのであれば、
もう少し、考え方が自由にならないと。

自戒を含め、若者に学ぶくらいの発想の転換が、
これからの日本の飛躍に、ちょうどいいかもしれない。

これから若者、子どもをどう育てるかー
残念ながら、もう自分の感覚や受けた教育は
「間違っている」というところから始めるべきなんだろう。











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2018年02月18日

岩田雅明著「生き残りをかけた大学経営の実践」(感想)

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岩田雅明氏による、著作「生き残りをかけた大学経営の実践」(2018年1月発行)を拝読。
大学職員から、大学経営コンサルタント、そして、現在の新島学園短期大学の学長に
いたるまで、様々な大学の募集広報に携わり、実績を出し続けてきた方なのだが、
私としては、岩田さんの著書を読んだのは初。

新島学園短期大学の学長に2015年に就任から2年の短大経営、教育の実践を
つづった著作。


地方(群馬)における、短大で志願者数を増加させること自体、
全く簡単な話ではない(実際、同短大も2013年度までは定員割だった)。
それを、2013年夏に、同短大のコンサルに入られて以来、
充足を継続されている。

なお、短大は全国で現在304校、内、定員割をしている短大は、204校(67.1%)
その厳しい状況下でも、新島学園短大は、定員充足している貴重な短大である。
日本私立学校振興・共催事業団 平成29年度私立大学・短期大学等 入学志願者動向


著作自体は、難解な用語もなく、すんなり読み通せるが、
上記の厳しい短大経営の背景などを知ると、
「実践」は簡単なことではないことを、特に大学教職員は実感し、
岩田学長の実践が、長年の経験・実績と、しっかりとした理論に裏付けられたものである
ことを改めて、認識することになると思う(岩田雅明オフィス)。


個人的に、感銘したのは、
1.「変革」に現場を巻き込んでいく力量
職員の力を信頼し、その能力を高め、盛り上げていく力。

少ない教職員とはいえ、外部から来て、現場を「変えていく」ことは容易ではないはず。
少ない教職員数で、しかもスピード感が足りない、、、など、色々気づかれた点があるにも
かかわらず、対話を重視して、変革に巻き込んでいくことはなかなか難しい。

2.学長(管理者)であるにも関わらず、自ら現場で実践をすることを厭わない

学苑の広報を高めるために、自らリリース文を書き、マスメディアにアピールしたり、
高校訪問の実践として、従来の学校案内にとどまらない資料作りをされた点。
アピールポイントを押さえた「チラシ」「オリジナル名刺」などを実践されている。

3.数値化
募集、就活等、様々なイベントの数値目標設定および、振返り。
できていれば当然なのだが、管理者が分かっていると、担当者は変わる
「数字」で話ができない教育現場はかなり多いのではないかと思う。

【その他雑感】
組織で、改革を実践し、結果を出していくのに、
「理論」はもちろん必要だが、「人」を「あるべき方向」に動かさないとならない。
それぞれの組織で、様々な事情や力関係がある。
そこを読み解きつつ、戦略的に、絶妙なバランス感覚で、「改革」を成し遂げる
ことは、簡単なことではない。

だが一方で、小さい大学(短大)は、一人ひとりのちょっとした”正しい”努力が
学校の「生き残り」につながるのではないかとも思った。手遅れにならないうちに。

そういう意味で、大学同士がノウハウやスキル共有について、連携ができるといい。
または、大学が、意外に、高校から教わることがあるかもしれない。
(もちろん、反対もある)

NPOカタリバでナナメの関係(大学のお姉さんが高校生に教えるetc)の重要性がうたわれるが、
大学・学校組織間でも、ナナメの関係でのやりとりが、ノウハウ共有を生み出せないか。
あえて競争でなく、協働が、お互いの共存を生み出してもよい。


neco5959 at 13:11|PermalinkComments(0)