大学入試
2020年05月05日
大学の募集活動状況~緊急事態宣言下の大学 関東GW直前編
関東の上位校、大規模校の大学サイトで募集活動状況をチェックしてみました。
GW連休前は、どのように情報を掲出したのでしょうか。
イベントの中止のお知らせや、広報動画、媒体誌を掲載する大学も多かったのですが、
オリジナルの動きについて揚げてみます。
(4月の関東の大学の募集活動の状況はコチラをご覧ください)
(4月の関東の大学の募集活動の状況はコチラをご覧ください)
◆専修大学
「専修大学へ日本全国から集まれ」のトップバナーが目を引きました。
コロナで、地方出身者にアクセスしにくくなることの対策でしょうか?
リンク先は、
地方出身 専大生インタビュー
◆大東文化大学
4月は23日、28日、30日、5月2日とサイトを更新し、
次々に情報発信をしている。気になったのは、以下のサイト。
2020.4.23【高等学校教員の方へ】2021年度学校推薦型選抜(指定校)の新規ご依頼について【更新】「つきましては、2021年度学校推薦型選抜(指定校)における本学の指定校を新規に希望される場合は、貴校の校長名にてご希望学科ごとに、学科主任宛のご依頼文書(書式自由)を次の通りお送りくださいますようよろしくお願い申し上げます。」
締切が 4月30日必着となっています。
今年は、全般的に不透明感からか大学指定校希望者が激増する可能性もありますが、
枠を増やすということなのでしょうか。。。?
◆帝京大学
高校教員対象の説明会は、例年5月、6月に行われる大学も多いですが、
他大学も同じような形(動画配信)になっているのでしょうか。
ちなみに、非同期型ということですね。
高校の先生と接点を持ち、推薦入試の動向を見極める大事な行事でしたが、
動画配信であれば、校外に出る必要もないわけで。
これで、登録する高校の先生が増えるのか、そうでもないのか、気になるところです。
2020.4.28【高校・予備校教員の方へ】2021年度入試教員対象説明会について
5月中旬に、動画配信予定。
閲覧希望者はフォーム入力する仕組み。
ご登録いただきますと先行して 2021 年度入試情報リーフレットがダウンロードできます。
◆東海大学
2020.5.1TOKAI INFORMATION FOR 2021 2021年度入試について
推薦とAO、一般の情報を載せているが、日程は確定的ではない。
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5月末までに緊急事態宣言の延長が決定したいま、GW明けの大学サイトも気になるところです。
もっとも、大学オンライン授業が始まるので、もしかしたら重くなるかもしれず
neco5959 at 20:46|Permalink│Comments(0)
2020年05月03日
大学の募集活動状況~緊急事態宣言下の大学 関西編
4月半ば頃に、関西の入試募集の状況もチェックしてみたいと伝えていましたが、
緊急事態宣言も拡大し、募集広報活動も全体的に様子見状態になってしまっています。
また、明日(5月4日)
には、さらに、緊急事態の延長が発表されることもあって
には、さらに、緊急事態の延長が発表されることもあって
長期戦になりそうな状況です。
GWは、stayhome week となるとなると、何か発信があるのではと思い、
関西の大きめの私立大学のサイトをチェックをしてみました。
各大学、なんらかの入試関連情報は公開していますが、
個人的に、インパクトが大きかったのは、立命館大学。
入試広報課長が、2021年度入試に関する基本的な方針を語るという
シンプルな動画ですが、ダイレクトに「熱さ」が伝わってくるものでした。
近大さんは3月、龍谷大学は4月に、webオープンキャンパスをやり、
動画アーカイブを掲載しています。
新デジタルパンフレットもアップしている大学(京産大、甲南大学)もあり、
このコロナで大変な時期に、早めに頑張って仕上げられたなぁと、じわっときました。
甲南大学では、デジタルパンフを先行して掲載とありましたが、
コロナの関係で、そうせざるを得ないでしょうね。
コロナによる自粛期間が長引くと、各大学でwebでの情報共有として、
特に動画での発信も多くなるかと思います。
現在、大学のいわゆる動画広告は、この時期、手控えている感がありますが、
リアルのOCや相談会等イベントの中止で、その分の費用が動画などに動くどうか。
予算の関係もあるでしょうが急ぎの発信も増えてくるとすれば、
簡単なものは自前で作成する方向かもしれません。
◆立命館大学
2020.04.28「WEBでみる入試説明会」特設ページをOPENしました!
※入試広報課長さんのメッセージ ポイント(筆者抜粋)
●入試を変えません。
●入試を変えません。
●安心して目の前のことに集中して欲しい。
●決して妥協せず第一志望を貫いて欲しい。みなさんを全力で応援します。
6月には、最新の入試情報のパンフレットを出したい。
◆近畿大学
3/22(日)開催 「サイバーオープンキャンパス」各プログラムの動画はこちら■入試概要説明■英語対策講座「近大合格を叶えるスーパー英語学習法」■近大まるわかり講座■近大生&マナビズム 八澤龍之介氏座談会 「You は何しに近大へ!?」■特別講演「最短で近大合格を勝ち取る受験の裏ワザ!」2021年度(令和3年度)入試情報ガイド(速報版)
◆龍谷大学
2021年度入学者選抜(2020年度実施)についてOpen Campus 2020龍谷大学の入試はこうなる2021年度入試情報入試対策WEB講座 龍谷大学入試部公式LINE@お友達限定大学案内誌・学部パンフレットなどの資料請求はこちら
◆京都産業大学
2020.04.10入試情報【ダイジェスト】&入試日程を更新しました!2020.04.142022年度入学試験の変更点について情報を公開しました2020.04.28大学案内2021のデジタルパンフを掲載しました!
◆甲南大学
5/1に情報掲載
2021年度大学案内のデジタルパンフレットを公開しました!YouTubeチャンネルに新作動画を公開しました!2021年度入試の情報を更新しました!
◆関西学院大学
2020年度オープンキャンパス・説明会等について(2020.5.1更新)今年度8月まで実施を予定していたオープンキャンパス・説明会等は、中止■今後のスケジュール※1(本学HP内にて公開)2020年5月中旬:2021年度入学試験に関する変更点を記載したリーフレットを公開2020年5月下旬:2021年度入学試験に関する説明動画を公開2020年6月中旬:2021年度入学試験要項※2、大学案内「空の翼」、入試ガイド2021を公開高大接続センター(入試課・高大連携課)事務室の窓口業務停止について(2020.5.1更新)高大接続センター事務室は、政府の緊急事態宣言の発令や兵庫県、大阪府からの外出自粛・休業の要請を受けて、感染の拡大防止のため5月6日(水)まで窓口業務停止としておりましたが、この措置を5月31日(日)まで継続
◆関西大学
2020.4.20学生や来訪者のキャンパス立ち入りは原則禁止となりましたが、関西大学入試センターでは、お電話での入試に関するお問い合わせに対応しております。
◆同志社大学
2020.4.162021年度大学入学共通テストを利用する入学試験における利用教科・科目および配点等について
neco5959 at 15:05|Permalink│Comments(0)
2018年11月25日
大学入試と偏差値を振り返るワークショップ開催します
(写真は、6月に企画した、ワークショップの様子。
講演の後、ミニ・ワールドカフェを開催した。)
講演の後、ミニ・ワールドカフェを開催した。)
昨年まで20年間、大学で入試広報を担当していた。
勤務先大学が、まだ歴史が浅い部類だったので、
「大学偏差値」はもちろん高いはずはなく、
そこで戦うことは一切眼中になかった。
「偏差値」で戦えば、勝ち目はない。
また競合といっても、偏差値帯が上の大学とだって
取り合いになっている状態なんだから、
別のアピールポイントを提示する。
生徒だって同じだと思う。
いつまでも「偏差値」のルールに縛られていると、
試験で図る以外の世界に出たときには、もう戦えなくなる、はず。
とっくに、そういう、偏差値が不要な時代は来ているはずなのだが、
いつまでも、相対的な「合格難易度」で、大学をランキングすることに
こだわる日本社会や構造が、絶対的におかしい。
ということで、以下、企画しました。
●
教育に関心のある方
温故知新という言葉があります。
未来(行く末)を考えるためには
一度来し方を振り返って省みなければ
同じことを繰り返す気がします。
1)なぜセンター試験利用入試のような入試科目と入試科目でないものに分かれたのか、さらにその中でも科目を減らして受験することができるようになったのか。
2)2000年ごろから多様な入試形態が可能になり、時間をかけた選抜も可能になり、点数化できない多様な才能を見ていくことが可能になったにもかかわらず、AO方式は高校にはなかなか理解されず、大学も安易な入学者確保の手段として実施するようになってしまったのか。
3)なぜ大学が受験生数競走を繰り広げたのか。→そのために入試回数を増やし、無駄に入試問題を乱造、消費し、「良問」が無くなった。
・・・・
一年の締めくくりとともに、一緒に大学入試を「偏差値」とともに振り返ってみませんか?
経験したことをもとにしていくと新しいことにも必ず違う視点が見えてきます。
未来(行く末)を考えるためには
一度来し方を振り返って省みなければ
同じことを繰り返す気がします。
1)なぜセンター試験利用入試のような入試科目と入試科目でないものに分かれたのか、さらにその中でも科目を減らして受験することができるようになったのか。
2)2000年ごろから多様な入試形態が可能になり、時間をかけた選抜も可能になり、点数化できない多様な才能を見ていくことが可能になったにもかかわらず、AO方式は高校にはなかなか理解されず、大学も安易な入学者確保の手段として実施するようになってしまったのか。
3)なぜ大学が受験生数競走を繰り広げたのか。→そのために入試回数を増やし、無駄に入試問題を乱造、消費し、「良問」が無くなった。
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一年の締めくくりとともに、一緒に大学入試を「偏差値」とともに振り返ってみませんか?
経験したことをもとにしていくと新しいことにも必ず違う視点が見えてきます。
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■GKB48ワークショップ「大学入試の転換期にあたって― 過去・未来を考える」
http://gkb48.com/gkbseminar1203/
◆日時 2018年12月5日(水)13:30-16:00(開場 13:15)
◆場所 アルカディア市ヶ谷7F 吉野 (東京都千代田区九段北4-2-25)
◆プログラム
1. キーノート・スピーチ
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸
2. トーク・セッション 「いま、大学偏差値を考える」
登壇者 東京大学名誉教授 松原望
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸
学校広報ソーシャルメディア活用勉強会 事務局 栗原直以(司会)
◆参加費 5,000円(税込)
http://gkb48.com/gkbseminar1203/
◆日時 2018年12月5日(水)13:30-16:00(開場 13:15)
◆場所 アルカディア市ヶ谷7F 吉野 (東京都千代田区九段北4-2-25)
◆プログラム
1. キーノート・スピーチ
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸
2. トーク・セッション 「いま、大学偏差値を考える」
登壇者 東京大学名誉教授 松原望
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸
学校広報ソーシャルメディア活用勉強会 事務局 栗原直以(司会)
◆参加費 5,000円(税込)
お申込みは下記サイトより、お願いします。
http://gkb48.com/gkbseminar1203/
http://gkb48.com/
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neco5959 at 23:47|Permalink
2018年06月02日
大学定員超過抑制と今後の影響
2016年度から始まった、文科省の大学定員超過抑制。
毎年だんだん厳格化されて、昨年度の入試は、
定員の大規模大学(8000人以上)では、定員抑制が1.10倍以上
中規模大学(4000人~8000人未満)では、1.20倍以上で、
補助金が不交付になるというから、各大学が必死になるのは当然。
もちろん、この影響で、ホッとした小規模大学も多く、
(なぜなら、小規模大学はこれまで通りの1.30倍以上でないと不交付にならない)
かなりの小規模大学が、昨年に比べ入学者を増やすことができたはずだ。
混乱ぶりは、NHKのサイトに詳しい。
つまり、今年の入学者はこれまでと違い、学力レベルにかなり異変が起きているはず。
NHKでは第一志望の大学に入学できた学生の例が出ているが、
そうでない例もたくさんあるはずとなると、中退率増が不安材料となる。
また、これで、首都圏の大学進学をあきらめ、
地方大学まで、入学者が戻ってくるかというと、それはまた別の問題である。
地方大学まで、入学者が戻ってくるかというと、それはまた別の問題である。
首都圏大学より、地方の大学入学のメリットがない限り、難しい。
もちろん、私は地方大学の存在意義を否定するものではないが、
地方の問題としては、大学だけで解決するのではなく、地方での就職、活躍、
授業料などもセットにして整えないと、都市を諦めて地方へという選択を
しにくい可能性がある。
●
ということで、これらのホットな課題を、このたび
大学広報セミナーということで、6月19日(火)に実施することを企画した。
前半では、キックオフで、旺文社パスナビ編集長の方のプレゼンを皮切に、
参加者同士の意見交換をワールド・カフェ形式で実施。
参加者同士の意見交換をワールド・カフェ形式で実施。
大学教職員だけでなく、高校も、一般の方もフラットな関係で、意見交換をする。
後半は大学通信の常務取締役の安田賢治さんによる講演。
通常大学のセミナーは、企業が自社サービスをセールスするために、
昨年度分析が語られる事が多いが、そういうストーリーではなく
データに基づく、ニュートラルな分析や傾向や予測を話して頂く予定。
大規模大学では、必要にかられ自学で分析を行うと思うが、
なかなか小規模では、そこまで分析できず、担当部署では
「入試部署が頑張ったから、募集結果がよかった」ことにする話も聞いたことがある。
(もちろん頑張っていることは否定しないが、、、)
だが、たとえば、学校指導要領やセンター入試なども変わっていく昨今、
大学教育が変わらなければ、新しい学生に選ばれない。
そして18歳人口の減少。
データに基づく冷静な分析と、改革への決断。
教育企業は本当は自社を飛び越して、大学間で連携や情報共有をされるのは、実は好まないはず。
だが、大学間で連携したり、情報共有し、改革できれば、一緒に生き残る可能性も出てくる。
neco5959 at 00:24|Permalink│Comments(0)