大学入試

2018年11月25日

大学入試と偏差値を振り返るワークショップ開催します

gkb180619
(写真は、6月に企画した、ワークショップの様子。
講演の後、ミニ・ワールドカフェを開催した。)

昨年まで20年間、大学で入試広報を担当していた。
勤務先大学が、まだ歴史が浅い部類だったので、
「大学偏差値」はもちろん高いはずはなく、
そこで戦うことは一切眼中になかった。

「偏差値」で戦えば、勝ち目はない。
また競合といっても、偏差値帯が上の大学とだって
取り合いになっている状態なんだから、
別のアピールポイントを提示する。

生徒だって同じだと思う。
いつまでも「偏差値」のルールに縛られていると、
試験で図る以外の世界に出たときには、もう戦えなくなる、はず。

とっくに、そういう、偏差値が不要な時代は来ているはずなのだが、
いつまでも、相対的な「合格難易度」で、大学をランキングすることに
こだわる日本社会や構造が、絶対的におかしい。
ということで、以下、企画しました。





教育に関心のある方

温故知新という言葉があります。

未来(行く末)を考えるためには
一度来し方を振り返って省みなければ
同じことを繰り返す気がします。

1)なぜセンター試験利用入試のような入試科目と入試科目でないものに分かれたのか、さらにその中でも科目を減らして受験することができるようになったのか。

2)2000年ごろから多様な入試形態が可能になり、時間をかけた選抜も可能になり、点数化できない多様な才能を見ていくことが可能になったにもかかわらず、AO方式は高校にはなかなか理解されず、大学も安易な入学者確保の手段として実施するようになってしまったのか。

3)なぜ大学が受験生数競走を繰り広げたのか。→そのために入試回数を増やし、無駄に入試問題を乱造、消費し、「良問」が無くなった。

・・・・

一年の締めくくりとともに、一緒に大学入試を「偏差値」とともに振り返ってみませんか?

経験したことをもとにしていくと新しいことにも必ず違う視点が見えてきます。

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■GKB48ワークショップ「大学入試の転換期にあたって― 過去・未来を考える」
http://gkb48.com/gkbseminar1203/

◆日時 2018年12月5日(水)13:30-16:00(開場 13:15)
◆場所 アルカディア市ヶ谷7F 吉野 (東京都千代田区九段北4-2-25)
◆プログラム
1. キーノート・スピーチ
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸

2. トーク・セッション 「いま、大学偏差値を考える」
登壇者  東京大学名誉教授 松原望
元芝浦工業大学・入試広報部長 田川博幸
学校広報ソーシャルメディア活用勉強会 事務局 栗原直以(司会)

◆参加費 5,000円(税込)

お申込みは下記サイトより、お願いします。
http://gkb48.com/gkbseminar1203/

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neco5959 at 23:47|Permalink

2018年06月02日

大学定員超過抑制と今後の影響

2016年度から始まった、文科省の大学定員超過抑制。
毎年だんだん厳格化されて、昨年度の入試は、
定員の大規模大学(8000人以上)では、定員抑制が1.10倍以上
中規模大学(4000人~8000人未満)では、1.20倍以上で、
補助金が不交付になるというから、各大学が必死になるのは当然。

もちろん、この影響で、ホッとした小規模大学も多く、
(なぜなら、小規模大学はこれまで通りの1.30倍以上でないと不交付にならない)
かなりの小規模大学が、昨年に比べ入学者を増やすことができたはずだ。
混乱ぶりは、NHKのサイトに詳しい。

つまり、今年の入学者はこれまでと違い、学力レベルにかなり異変が起きているはず。
NHKでは第一志望の大学に入学できた学生の例が出ているが、
そうでない例もたくさんあるはずとなると、中退率増が不安材料となる。

また、これで、首都圏の大学進学をあきらめ、
地方大学まで、入学者が戻ってくるかというと、それはまた別の問題である。
首都圏大学より、地方の大学入学のメリットがない限り、難しい。

もちろん、私は地方大学の存在意義を否定するものではないが、
地方の問題としては、大学だけで解決するのではなく、地方での就職、活躍、
授業料などもセットにして整えないと、都市を諦めて地方へという選択を
しにくい可能性がある。




ということで、これらのホットな課題を、このたび
大学広報セミナーということで、6月19日(火)に実施することを企画した。

前半では、キックオフで、旺文社パスナビ編集長の方のプレゼンを皮切に、
参加者同士の意見交換をワールド・カフェ形式で実施。
大学教職員だけでなく、高校も、一般の方もフラットな関係で、意見交換をする。
後半は大学通信の常務取締役の安田賢治さんによる講演。

通常大学のセミナーは、企業が自社サービスをセールスするために、
昨年度分析が語られる事が多いが、そういうストーリーではなく
データに基づく、ニュートラルな分析や傾向や予測を話して頂く予定。

大規模大学では、必要にかられ自学で分析を行うと思うが、
なかなか小規模では、そこまで分析できず、担当部署では
「入試部署が頑張ったから、募集結果がよかった」ことにする話も聞いたことがある。
(もちろん頑張っていることは否定しないが、、、)

だが、たとえば、学校指導要領やセンター入試なども変わっていく昨今、
大学教育が変わらなければ、新しい学生に選ばれない。
そして18歳人口の減少。
データに基づく冷静な分析と、改革への決断。

教育企業は本当は自社を飛び越して、大学間で連携や情報共有をされるのは、実は好まないはず。
だが、大学間で連携したり、情報共有し、改革できれば、一緒に生き残る可能性も出てくる。




neco5959 at 00:24|PermalinkComments(0)